部品名 | オーナメントパネル(Passenger Seat Side) |
成形方法 | 2色成形 |
特徴 | 部分的にメッキ加工し、非メッキ部との境目も意匠面になっている |
製品紹介
本HPのTOPにも画像を掲載しているように、現在弊社内で量産する成形品の中でも最も重要かつ難易度の高いものを紹介させていただきます。
量産に使用している金型はもちろん、成形機も弊社製です。
自動車の内装部品でも前列の運転席から助手席にかけて最も目につく場所に取り付けられている装飾品、まさに「内装の顔」にあたるものですが、製品全長(約1m)に対してあまりにも意匠が細かいので、別部品での組付けも塗装での再現も困難です。
それでも「この細い部分だけメッキしたい」というお客様のご要望に、弊社が得意とする2色成形で対応しました。
材質PCとABSで2色成形し、出来上がった製品をそのままメッキにかけることで通電性のあるABSにのみメッキが乗ります。
そもそもこの形状を仕様通りに成立させること自体もそうですが、何よりメッキ部と基材(黒)との見切りラインの要求レベルをクリアすることはまさに困難を極めました。
↓2材の樹脂を完全に切っているのでキレイにラインが出ています。
この部分の仕上りが甘く極わずかでもラインが崩れると、メッキは光が反射するので目立つんです…(と言われました笑)
このきわめて美しい仕上がりの再現は、弊社の金型、成形だけでは実現することはできず、部品メーカー様(および次工程のメッキ屋さん)のご協力もあってこそですが、この部品の完成にはまさに「日本のものづくりの意地」を見たというおもいです。
ちなみに、このサイズの2色成形ができる成形機は、国内でも極わずかしかありません。
↓ついでに部品の端の方も載せちゃいます
このようにお客様が「普通ぢゃできないよなぁ」と思っていたことも、高橋精機の金型と成形で解決したことはいくつもあります!
これからもそんな金型、成形品などを随時紹介していきます。
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