【2色成形】グラデーションを再現したい


 保存容器

品名保存容器
成形2色成形
特徴機材の上に半透明樹脂を成形

製品紹介

前回の「透明製品の内部に模様をつけたい」に引き続きコレもかなり古い事例ですが、そもそもの考え方は全く同じ視点から生まれた製品なので、むしろ派生品と言える2色成形の応用事例です。

↑上の写真にある容器は、横に走っている線を境に色の濃さが変わっていて、緑、青、赤の色がそれぞれ下にいくほど濃くなっています。
白の基材の上に有色の樹脂を成形しているのですが、有色の樹脂を半透明のものにし、その厚さを変えることで基材の透け具合を変えて、色の濃淡の差として表現しています。
この容器では色の違いをわかりやすくするためにあえて線が入るようなデザインにしていますが、線を入れずに上から下まで徐々に変化するグラデーションにすることも可能です。

同じ考え方の製品で、↓のようなものもあります。

コレは下から上にいくにつれて緑の透明が徐々に無色透明になるという成形品ですが、残念なのはお客様の製品仕様で「上2/3は完全な透明でないとダメ」というのがネックになり、下から1/3のところで2次材を見切る線が入っていることでしょうか…

もし製品デザインにもっと自由度があれば、↓の様に全体を徐々に変化させるようにもできます。

もちろんメリットばかりではありませんが、使う場所によっては塗装をせずに安定したグラデーションを再現できる製法なのでアイディアの幅はかなり広がります。

詳しくは直接ご連絡いただくのが早いと思いますが…弊社の金型に対する考え方は↓をご確認ください

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