まず最初は、プラスチックの作り方、
つまり「プラスチック成形」についてです。
それじゃあみんな、いくよー!
プラスチック製品どう作る?1点ものなら
例えば、
アニメが好きなあなたは、オリジナルのキャラクターを考え出したとします。
そのキャラクターをどうにか、机の上に飾りたい!
「よし!これでプラスチックのフィギュアを作るぞ!」
と思ったら、どのように作ります?
まず、思いつくのは現代であれば「3Dプリンター」かもしれないですね。
モデリングソフトで造形して、プリンターから出力すれば、プラスチック製のオリジナルフィギュアが完成です。
しかし、
なにかのはずみでそのキャラクターが大ヒット!
スポンサーまでついたりして、勢いづいたあなたは同じフィギュアを10,000個作って販売しようと考えますが、
その場合でも3Dプリンターで作るのでしょうか?
3Dプリンターでは、
時間は高さ20cmくらいのものを作るのに約半日。
プラスチック材料の値段はプリント用だと金型用の100倍と言われています。
時間もお金もかかりすぎますね。
そこでです!
プラスチック製品どう作る?大量生産なら
「プラスチック製品をたくさん作りたい!」と思ったら、いい方法があります。
金型を作って、効率よく、たくさん作るのです!
その方法のうちの1つに「射出成形」と言うものがあります。
射出成形なら、製品を作れば作るほど安くなるんです。
仮に金型が100万円でも製品1万個なら1個あたり100円、2万個で50円なので数が多いほどコストは下がります。
射出成形のイメージ
まずは、理解してもらえるようにやさしいイメージで説明しますね!
まずは、「プラスチックのもと(つぶ状のプラスチック)」を加熱し、トロトロにします。
そして、トロトロのプラスチックを「金型」に流し込み、冷やして固め、中で、”金型の形状を写した”製品ができます。
最後に、できた製品を金型から取り出します。
ほら、これ何かに似ていませんか?
そう「たい焼き」の作り方とほぼ同じですよね!
これぞ、プラスチック製品をたくさん作る定番の方法なんです。
この一連の作業は「成形機」を使って自動で行います。
成形機でどのように製品を作るのかと言うと、下の絵のように行います。
成形機のしくみについて、詳しくはまた別のコラムでお話しますね!
まとめ
今回は「プラスチック製品の作り方」について
- 一点もののプラスチック製品の作り方
- 大量生産でのプラスチック製品の作り方
- プラスチックの「射出成形」
をお話しました。
今回は、プラスチック成形の基本「射出成形」という言葉を覚えていただければ幸いです!
またね!